読書の記録など

まずは『進化の構造』(ケン・ウィルバー)から。

「存在の大いなる鎖」はいかにして失われてしまったのか?(第1章「生命の織物」より)

存在の大いなる鎖 歴史的に言えばプラトンやアリストテレスの時代から十九世紀の終わりにいたるまで、物質圏(フィジオスフィア)、生物圏(バイオスフィア)、心圏(ヌースフィア)の三つの領域は連続した、互いに関連する一つのスピリットの顕現、一つの存…

この本はどんなふうに書かれたか。(序論より)

ウィルバーが、「最も困難な試みだった」と振り返る『進化の構造』の執筆。 彼は、どんなふうにしてこの本を書き上げたのか。 あの本(『進化の構造』)を執筆するのには三年かかりました。非常に辛い年月でした。(……)三年間、(……)私は本当に世捨て人に…